鉄道唱歌全歌词

chlorane · 发表于 2008-1-30 16:02

<table width="100%"><tbody><tr><td align="center" width="34%">鐵道唱歌</td><td width="33%">第壹集</td></tr><tr><td></td><td></td><td>大和田建樹作歌</td></tr></tbody></table><hr>東　海　道<center><table width="60%"><tbody><tr><td width="80%">一　汽笛一聲新橋を 　　　　はや我汽車は離れたり 　　愛宕の山に入りのこる 　　　　月を旅路の友として</td><td valign="top">新橋</td></tr><tr><td>二　右は高輪泉岳寺 　　　　四十七士の墓どころ 　　雪は消えても消えのこる 　　　　名は千載の後までも</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>三　窓より近く品川の 　　　　臺場も見えて波白く 　　海のあなたにうすがすむ 　　　　山は上總か房州か</td><td valign="top">品川</td></tr><tr><td>四　梅に名をえし大森を 　　　　すぐれば早も川崎の 　　大師河原は程ちかし 　　　　急げや電気の道すぐに</td><td valign="top">大森 川崎</td></tr><tr><td>五　鶴見神奈川あとにして 　　　　ゆけば横濱ステーシヨン 　　湊を見れば百舟の 　　　　煙は空をこがすまで</td><td valign="top">鶴見 神奈川 横濱 程ヶ谷 戸塚</td></tr><tr><td>六　横須賀ゆきは乗替と 　　　　呼ばれておるゝ大船の 　　つぎは鎌倉鶴が岡 　　　　源氏の古跡や尋ね見ん</td><td valign="top"> 大船 鎌倉</td></tr><tr><td>七　八幡宮の石段に 　　　　立てる一木の大鴨脚樹 　　別當公暁のかくれしと 　　　　歴史にあるは此蔭よ</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>八　こゝに開きし頼朝が 　　　　幕府のあとは何かたぞ 　　松風さむく日は暮れて 　　　　こたへぬ石碑は苔あをし</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>九　北は圓覺建長寺 　　　　南は大佛星月夜 　　片瀬腰越江の島も 　　　　たゞ半日の道ぞかし</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>一〇　汽車より逗子をながめつゝ 　　　　　はや横須賀に着きにけり 　　　見よやドツクに集まりし 　　　　　わが軍艦の壯大を</td><td valign="top">逗子 横須賀</td></tr><tr><td>一一　支線をあとに立ちかへり 　　　　　わたる相模の馬入川 　　　海水浴に名を得たる 　　　　　大磯みえて波すゞし</td><td valign="top">藤澤 茅ヶ崎 平塚 大磯</td></tr><tr><td>一二　國府津おるれば電車あり 　　　　　酒匂小田原とほからず 　　　箱根八里の山道も 　　　　　あれ見よ雲の間より</td><td valign="top">國府津 松田</td></tr><tr><td>一三　いでゝはくゞるトン子ルの 　　　　　前後は山北小山驛 　　　今もわすれぬ鐵橋の 　　　　　下ゆく水のおもしろさ</td><td valign="top">山北 小山</td></tr><tr><td>一四　はるかにみえし富士の嶺は 　　　　　はや我そばに来りたり 　　　雪の冠雲の帶 　　　　　いつもけだかき姿にて</td><td valign="top">御殿場 佐野</td></tr><tr><td>一五　こゝぞ御殿場夏ならば 　　　　　われも登山をこゝろみん 　　　高さは一萬數千尺 　　　　　十三州もたゞ一目</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>一六　三島は近年ひらけたる 　　　　　豆相線路のわかれみち 　　　驛には此地の名をえたる 　　　　　官幣大社の宮居あり</td><td valign="top">三島</td></tr><tr><td>一七　沼津の海に聞こえたる 　　　　　里は牛伏我入道 　　　春は花さく桃のころ 　　　　　夏はすゞしき海のそば</td><td valign="top">沼津 鈴川</td></tr><tr><td>一八　鳥の羽音におどろきし 　　　　　平家の話は昔にて 　　　今は汽車ゆく富士川を 　　　　　下るは身延の歸り舟</td><td valign="top"> 岩淵 蒲原</td></tr><tr><td>一九　世に名も高き興津鯛 　　　　　鐘の音ひゞく清見寺 　　　清水につゞく江尻より 　　　　　ゆけば程なき久能山</td><td valign="top">興津 江尻</td></tr><tr><td>二〇　三保の松原田子の浦 　　　　　さかさにうつる富士の嶺を 　　　波にながむる舟人は 　　　　　夏も冬とや思ふらん</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>二一　駿州一の大都會 　　　　　静岡いでゝ阿部川を 　　　わたればこゝぞ宇津の谷の 　　　　　山きりぬきし洞の道</td><td valign="top"> 静岡</td></tr><tr><td>二二　鞘より抜けておのづから 　　　　　草なぎはらひし御劍の 　　　御威は千代に燃えゆる火の 　　　　　焼津の原はこゝなれや</td><td valign="top"> 焼津</td></tr><tr><td>二三　春さく花の藤枝も 　　　　　すぎて島田の大井川 　　　むかしは人を肩にのせ 　　　　　わたりし話も夢のあと</td><td valign="top">藤枝 島田 金谷</td></tr><tr><td>二四　いつしか又も暗となる 　　　　　世界は夜かトン子ルか 　　　小夜の中山夜泣石 　　　　　問へども知らぬよその空</td><td valign="top"> 堀之内</td></tr><tr><td>二五　掛川袋井中泉 　　　　　いつしかあとに早なりて 　　　さかまき来る天龍の 　　　　　川瀬の波に雪ぞちる</td><td valign="top">掛川 袋井 中泉 天龍川</td></tr><tr><td>二六　この水上にありと聞く 　　　　　諏訪の湖水の冬げしき 　　　雪と氷の懸橋を 　　　　　わたるは神か里人か</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>二七　琴ひく風の濱松も 　　　　　菜種に蝶の舞坂も 　　　うしろに走る愉快さを 　　　　　うたふか磯の波のこゑ</td><td valign="top">濱松 舞坂</td></tr><tr><td>二八　煙を水に横たへて 　　　　　わたる濱名の橋の上 　　　たもと涼しく吹く風に 　　　　　夏ものこらずなりにけり</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>二九　右は入海しづかにて 　　　　　空には富士の雪しろし 　　　左は遠州洋ちかく 　　　　　山なす波ぞ碎けちる</td><td valign="top">鷲津 二川</td></tr><tr><td>三〇　豐橋おりて乗る汽車は 　　　　　これぞ豐川稲荷道 　　　東海道にてすぐれたる 　　　　　海のながめは蒲郡</td><td valign="top">豐橋 御油 蒲郡</td></tr><tr><td>三一　見よや徳川家康の 　　　　　おこりし土地の岡崎を 　　　矢矧の橋に残れるは 　　　　　藤吉郎のものがたり</td><td valign="top">岡崎 安城 苅谷 大府</td></tr><tr><td>三二　鳴海しぼりの産地なる 　　　　　鳴海に近き大高を 　　　下りておよそ一里半 　　　　　ゆけば昔の桶狭間</td><td valign="top">大高</td></tr><tr><td>三三　めぐみ熱田の御やしろは 　　　　　三種の神器の一つなる 　　　その草薙の神つるぎ 　　　　　あふげや同胞四千萬</td><td valign="top">熱田</td></tr><tr><td>三四　名たかき金の鯱は 　　　　　名古屋の城の光なり 　　　地震のはなしまだ消えぬ 　　　　　岐阜の鵜飼も見てゆかん</td><td valign="top">名古屋 清洲 一ノ宮 木曽川 岐阜</td></tr><tr><td>三五　父やしなひし養老の 　　　　　瀧は今なほ大垣を 　　　三里へだてゝ流れたり 　　　　　孝子の名譽ともろともに</td><td valign="top"> 大垣 垂井</td></tr><tr><td>三六　天下の旗は徳川に 　　　　　歸せしいくさの關が原 　　　草むす屍いまもなほ 　　　　　吹くか膽吹の山おろし</td><td valign="top"> 關が原</td></tr><tr><td>三七　山はうしろに立ち去りて 　　　　　前に来るは琵琶の海 　　　ほとりに沿ひし米原は 　　　　　北陸道の分岐線</td><td valign="top">長岡 米原</td></tr><tr><td>三八　彦根に立てる井伊の城 　　　　　草津にひさぐ姥が餅 　　　かはる名所も名物も 　　　　　旅の徒然のうさはらし</td><td valign="top">彦根 河瀬 能登川 八幡</td></tr><tr><td>三九　いよいよ近く馴れくるは 　　　　　近江の海の波のいろ 　　　その八景も居ながらに 　　　　　見てゆく旅の樂しさよ</td><td valign="top">野洲 草津 馬場</td></tr><tr><td>四〇　瀬田の長橋横に見て 　　　　　ゆけば石山観世音 　　　紫式部が筆のあと 　　　　　のこすはこゝよ月の夜に</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四一　粟津の松にことゝへば 　　　　　答へがほなる風の聲 　　　朝日将軍義仲の 　　　　　ほろびし深田は何かたぞ</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四二　比良の高嶺は雪ならで 　　　　　花なす雲にかくれたり 　　　矢走にいそぐ舟の帆も 　　　　　みえてにぎはふ波の上</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四三　堅田におつる雁がねの 　　　　　たえまに響く三井の鐘 　　　夕ぐれさむき唐崎の 　　　　　松には雨のかゝるらん</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四四　むかしながらの山ざくら 　　　　　にほふところや志賀の里 　　　都のあとは知らねども 　　　　　逢坂山はそのまゝに</td><td valign="top"> 大谷</td></tr><tr><td>四五　大石良雄が山科の 　　　　　その隠家はあともなし 　　　赤き鳥居の神さびて 　　　　　立つは伏見の稲荷山</td><td valign="top">山科 稲荷</td></tr><tr><td>四六　東寺の塔を左にて 　　　　　とまれば七條ステーシヨン 　　　京都々々とよびたつる 　　　　　驛夫のこゑも勇ましや</td><td valign="top"> 京都</td></tr><tr><td>四七　こゝは桓武のみかどより 　　　　　千有餘年の都の地 　　　今も雲井の空たかく 　　　　　あふぐ清涼紫宸殿</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四八　東に立てる東山 　　　　　西に聳ゆる嵐山 　　　かれとこれとの麓ゆく 　　　　　水は加茂川桂川</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>四九　祇園清水智恩院 　　　　　吉田黒谷眞如堂 　　　ながれも清き水上に 　　　　　君がよまもる加茂の宮</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五〇　夏は納涼の四條橋 　　　　　冬は雪見の銀閣寺 　　　櫻は春の嵯峨御室 　　　　　紅葉は秋の高雄山</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五一　琵琶湖を引いて通したる 　　　　　疏水の工事は南禪寺 　　　岩切り抜きて舟をやる 　　　　　智識の進歩も見られたり</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五二　神社佛閣山水の 　　　　　外に京都の物産は 　　　西陣織の綾錦 　　　　　友禪染の花もみぢ</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五三　扇おしろい京都紅 　　　　　また加茂川の鷺しらず 　　　みやげを提げていざ立たん 　　　　　あとに名殘は殘れども</td><td valign="top"> 向日町</td></tr><tr><td>五四　山崎おりて淀川を 　　　　　わたる向ふは男山 　　　行幸ありし先帝の 　　　　　かしこきあとぞ忍ばるゝ</td><td valign="top">山崎</td></tr><tr><td>五五　淀の川舟さをさして 　　　　　くだりし旅はむかしにて 　　　またゝくひまに今はゆく 　　　　　煙たえせぬ陸の道</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五六　おくり迎ふる程もなく 　　　　　茨木吹田うちすぎて 　　　はや大阪につきにけり 　　　　　梅田は我をむかへたり</td><td valign="top">高槻 茨木 吹田 大阪</td></tr><tr><td>五七　三府の一に位して 　　　　　商業繁華の大阪市 　　　豐太閤のきづきたる 　　　　　城に師團はおかれたり</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五八　こゝぞ昔の難波の津 　　　　　こゝぞ高津の宮のあと 　　　安治川口に入る舟の 　　　　　煙は日夜たえまなし</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>五九　鳥も翔らぬ大空に 　　　　　かすむ五重の塔の影 　　　佛法最初の寺と聞き 　　　　　四天王寺はあれかとよ</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>六〇　大阪いでゝ右左 　　　　　菜種ならざる畑もなし 　　　神崎川のながれのみ 　　　　　淺黄にゆくぞ美しき</td><td valign="top"> 神崎</td></tr><tr><td>六一　神崎よりはのりかへて 　　　　　ゆあみにのぼる有馬山 　　　池田伊丹と名にきゝし 　　　　　酒の産地もとほるなり</td><td valign="top"> 西ノ宮 住吉 三ノ宮</td></tr><tr><td>六二　神戸は五港の一つにて 　　　　　あつまる汽船のかずかずは 　　　海の西より東より 　　　　　瀬戸内がよひも交じりたり</td><td valign="top">神戸</td></tr><tr><td>六三　磯にはながめ晴れわたる 　　　　　和田のみさきを控へつゝ 　　　山には絶えず布引の 　　　　　瀧見に人ものぼりゆく</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>六四　七度うまれて君が代を 　　　　　まもるといひし楠公の 　　　いしぶみ高き湊川 　　　　　ながれて世々の人ぞ知る</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>六五　おもへば夢か時のまに 　　　　　五十三次はしりきて 　　　神戸のやどに身をおくも 　　　　　人に翼の汽車の恩</td><td valign="top"></td></tr><tr><td>六六　明けなば更に乗りかへて 　　　　　山陽道を進まゝし 　　　天氣は明日も望あり 　　　　　柳にかすむ月の影</td></tr></tbody></table></center>

unt · 发表于 2008-1-30 22:27

不错不错

东风46282 · 发表于 2008-2-2 10:42

请问楼主能否提供MP3下载？

unt · 发表于 2008-2-3 17:39

是呀，听听才知道好不好

Hamakaze · 发表于 2008-5-26 12:33

没想到这小曲还有词儿……

vvvf · 发表于 2008-11-15 14:49

铁道在日本人心目中的地位远比中国人要高

chlorane · 发表于 2009-12-6 20:11

鐵道唱歌 第貳集 大和田建樹作歌 <hr>山　陽、　九　州 <table width="60%"><tbody><tr> <td width="80%">一　夏なほ寒き布引の 　　　　瀧のひゞきをあとにして 　　神戸の里を立ちいづる 　　　　山陽線路の汽車の道</td> <td valign="top"> 神戸</td> </tr> <tr> <td>二　兵庫鷹取須磨の浦 　　　　名所舊蹟かずおほし 　　平家の若武者敦盛が 　　　　討たれし跡もこゝと聞く </td> <td valign="top">兵庫 須磨</td> </tr> <tr> <td>三　その最期まで携へて 　　　　青葉の笛は須磨寺に 　　今ものこりて寶物の 　　　　中にあるこそあはれなれ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四　九郎判官義経が 　　　　敵陣めがけておとしたる 　　鵯越やいちのたに 　　　　皆この名所の内ぞかし </td> <td valign="top"> 鹽屋 垂水</td> </tr> <tr> <td>五　舞子の松の木の間より 　　　　まぢかく見ゆる淡路島 　　夜は岩屋の燈臺も 　　　　手に取る如く影あかし </td> <td valign="top">舞子</td> </tr> <tr> <td>六　明石の浦の風景を 　　　　歌によみたる人麿の 　　社はこれか島がくれ 　　　　こぎゆく舟もおもしろや </td> <td valign="top">明石 大久保 土山</td> </tr> <tr> <td>七　加古川おりて旅人の 　　　　立ちよる陰は高砂の 　　松のあらしに傳へくる 　　　　鐘も名だかき尾上寺 </td> <td valign="top">加古川</td> </tr> <tr> <td>八　阿彌陀は寺の音に聞き 　　　　姫路は城の名にひゞく 　　こゝより支線に乘りかへて 　　　　ゆけば生野は二時間餘 </td> <td valign="top">阿彌陀 姫路 ・生野</td> </tr> <tr> <td>九　那波の驛から西南 　　　　一里はなれて赤穂あり 　　四十七士が仕へたる 　　　　淺野内匠の城のあと </td> <td valign="top">網干 龍野 那波 有年 上郡 三石 吉永 和氣 </td> </tr> <tr> <td>十　播磨すぐれば燒物の 　　　　名に聞く備前の岡山に 　　これも名物吉備團子 　　　　津山へ行くは乘かへよ </td> <td valign="top">万富 瀬戸 長岡 岡山 ・津山</td> </tr> <tr> <td>十一　水戸と金澤岡山と 　　　　　天下に三つの公園地 　　　後楽園も見てゆかん 　　　　　國へ話のみやげには </td> <td valign="top"> 庭瀬</td> </tr> <tr> <td>十二　靈驗今にいちじるく 　　　　　讃岐の國に鎭座ある 　　　金刀比羅宮に參るには 　　　　　玉島港より汽船あり </td> <td valign="top">倉敷 玉島</td> </tr> <tr> <td>十三　疊おもての備後には 　　　　　福山町ぞ賑はしき 　　　城の石垣むしのこす 　　　　　苔にむかしの忍ばれて </td> <td valign="top">鴨方 笠岡 大門 福山</td> </tr> <tr> <td>十四　武士が手に巻く鞆の浦 　　　　　こゝよりゆけば道三里 　　　仙醉島を前にして 　　　　　煙にぎはふ海士の里 </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>十五　浄土西國千光寺 　　　　　寺の名たかき尾道 　　　港を窓の下に見て 　　　　　汽車の眠もさめにけり </td> <td valign="top">松永 尾道</td> </tr> <tr> <td>十六　絲崎三原海田市 　　　　　すぎて今つく廣島は 　　　城のかたちもしのまゝに 　　　　　今は師團をおかれたり </td> <td valign="top">絲崎 三原 海田市 廣島</td> </tr> <tr> <td>十七　日清戰争はじまりて 　　　　　かたじけなくも大君の 　　　御旗を進めたまひたる 　　　　　大本營のありし土地 </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>十八　北には饒津の公園地 　　　　　西には宇品の新港 　　　内海波も静なり 　　　　　呉軍港は近くして </td> <td valign="top"> ・宇品 横川</td> </tr> <tr> <td>十九　己斐の松原五日市 　　　　　いつしか過ぎて嚴島 　　　鳥居を前にながめやる 　　　　　宮嶋驛につきにけり </td> <td valign="top">己斐 五日市 宮島</td> </tr> <tr> <td>二〇　汽笛ならして客を待つ 　　　　　汽船に乘れば十五分 　　　早くもこゝぞ市杵島 　　　　　姫のまします宮どころ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>二一　海にいでたる廻廊の 　　　　　板を浮べてさす汐に 　　　うつる燈籠の火の影は 　　　　　星か螢か漁火か </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>二二　毛利元就この島に 　　　　　城をかまへて君の敵 　　　陶晴賢を誅せしは 　　　　　のこす武臣の鑑なり </td> <td valign="top"> 玖波 大竹</td> </tr> <tr> <td>二三　岩國川の水上に 　　　　　かゝれる橋は算盤の 　　　玉をならべし如くにて 　　　　　錦帶橋と名づけたり </td> <td valign="top">岩國 藤生 由宇 大畠</td> </tr> <tr> <td>二四　風に絲よる柳井津の 　　　　　みなとにひゞく産物は 　　　甘露醤油に柳井縞 　　　　　からき浮世の鹽の味 </td> <td valign="top">田布施 岩田 島田 下松 徳山 福川</td> </tr> <tr> <td>二五　出船入船たえまなき 　　　　　商業繁華の三田尻は 　　　山陽線路のをはりにて 　　　　　馬關に延ばす汽車のみち </td> <td valign="top">富海 三田尻</td> </tr> <tr> <td>二六　少しあとに立ちかへり 　　　　　徳山港を船出して 　　　二十里ゆけば豐前なる 　　　　　門司の港につきにけり </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>二七　向の岸は馬關にて 　　　　　海上わづか二十町 　　　瀬戸内海の咽首を 　　　　　しめてあつむる船の數 </td> <td valign="top">・馬關</td> </tr> <tr> <td>二八　朝の帆影夕烟 　　　　　西北さしてゆく船は 　　　鳥も飛ばぬと音にきく 　　　　　玄界洋やわたるらん </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>二九　満ち引く汐も早鞆の 　　　　　瀬戸と呼ばるゝ此海は 　　　源平兩氏の古戰場 　　　　　壇の浦とはこれぞかし </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>三〇　世界にその名いと高き 　　　　　馬關條約結びたる 　　　春帆樓の跡とひて 　　　　　昔しのぶもおもしろや </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>三一　門司よりおこる九州の 　　　　　鐵道線路をはるばると 　　　ゆけば大里の里すぎて 　　　　　こゝぞ小倉と人はよぶ </td> <td valign="top">門司 大里 小倉</td> </tr> <tr> <td>三二　これより汽車を乘りかへて 　　　　　東の濱に沿ひゆかば 　　　城野行橋宇島を 　　　　　すぎて中津に至るべし </td> <td valign="top"> 城野 行橋 宇島 中津</td> </tr> <tr> <td>三三　中津は豐後の繁華の地 　　　　　頼山陽の筆により 　　　名だかくなりし耶馬渓を 　　　　　見るには道も遠からず </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>三四　白雲かゝる彦山を 　　　　　右にながめて猶ゆけば 　　　汽車は宇佐にて止まりたり 　　　　　八幡の宮に詣でこん </td> <td valign="top"> 今津 四日市 宇佐</td> </tr> <tr> <td>三五　歴史を讀みて誰も知る 　　　　　和氣清麿が神勅を 　　　請ひまつりたる宇佐の宮 　　　　　あふがぬ人は世にあらじ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>三六　小倉に又も立ちもどり 　　　　　ゆけば折尾の右左 　　　若松線と直方の 　　　　　道はこゝにて出あひたる </td> <td valign="top">大蔵 黒崎 折尾 ・若松 ・直方</td> </tr> <tr> <td>三七　走る窓より打ち望む 　　　　　海のけしきのおもしろさ 　　　磯に貝ほる少女あり 　　　　　沖に帆かくる小舟あり </td> <td valign="top"> 遠賀川 赤間 福間 古賀 香椎</td> </tr> <tr> <td>三八　おとにきゝたる箱崎の 　　　　　松かあらぬか一むらの 　　　みどり霞みて見えたるは 　　　　　八幡の神の宮ならん </td> <td valign="top">箱崎</td> </tr> <tr> <td>三九　天の橋立三保の浦 　　　　　この箱崎を取りそへて 　　　三松原とよばれたる 　　　　　その名も千代の春のいろ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四〇　織物産地と知られたる 　　　　　博多は黒田の城のあと 　　　川をへだてゝ福岡の 　　　　　町もまぢかくつゞきたり </td> <td valign="top"> 博多</td> </tr> <tr> <td>四一　まだ一日とおもひたる 　　　　　旅路は早も二日市 　　　下りて見てこん名にきゝし 　　　　　宰府の宮の飛梅を </td> <td valign="top">雑餉隈 二日市</td> </tr> <tr> <td>四二　千年のむかし太宰府を 　　　　　おかれしあとは此處 　　　宮に祭れる菅公の 　　　　　事蹟かたらんいざ來れ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四三　醍醐の御代の其はじめ 　　　　　惜しくも人にそねまれて 　　　身になき罪をおはせられ 　　　　　ついに左遷と定まりぬ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四四　天に泣けども天言はず 　　　　　地に叫べども地もきかず 　　　涙を呑みて邊土なる 　　　　　こゝに月日をおくりけり </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四五　身は沈めども忘れぬは 　　　　　海より深き君の恩 　　　かたみの御衣を朝毎に 　　　　　さゝげてしぼる袂かな </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四六　あはれ當時の御心を 　　　　　おもひまつればいかならん 　　　御前の池に鯉を呼ぶ 　　　　　をとめよ子等よ旅人よ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四七　一時榮えし都府樓の 　　　　　あとをたづねて分け入れば 　　　草葉をわたる春風に 　　　　　なびく菫の三つ五つ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>四八　鐘の音きくと菅公の 　　　　　詩に作られて觀音寺 　　　佛も知るや千代までも 　　　　　つきぬ恨の世がたりは </td> <td valign="top"> 原田 田代</td> </tr> <tr> <td>四九　宰府わかれて鳥栖の驛 　　　　　長崎ゆきのわかれ道 　　　久留米は有馬の舊城下 　　　　　水天宮もほどちかし </td> <td valign="top">鳥栖 久留米 羽犬塚 矢部川 渡瀬</td> </tr> <tr> <td>五〇　かの西南の戦争に 　　　　　その名ひびきし田原坂 　　　見にゆく人は木葉より 　　　　　おりて道きけ里人に </td> <td valign="top">大牟田 長洲 高瀬 木葉 植木 池田</td> </tr> <tr> <td>五一　眠る間もなく熊本の 　　　　　町に着きたり我汽車は 　　　九州一の大都會 　　　　　人口五萬四千あり </td> <td valign="top">熊本</td> </tr> <tr> <td>五二　熊本城は西南の 　　　　　役に名を得し無類の地 　　　細川氏のかたみとて 　　　　　今はおかるゝ六師團 </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>五三　町の名所は水前寺 　　　　　公園きよく池ひろし 　　　宮は紅葉の錦山 　　　　　寺は法華の本妙寺 </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>五四　ほまれの花もさきにほふ 　　　　　花岡山の招魂社 　　　雲か霞か夕ぞらに 　　　　　みゆるは阿蘇の遠煙 </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>五五　わたる白川緑川 　　　　　川尻ゆけば宇土の里 　　　國の名に負う不知火の 　　　　　見ゆるはこゝの海と聞く </td> <td valign="top"> 川尻 宇土</td> </tr> <tr> <td>五六　線路分るゝ三角港 　　　　　出で入る船は絶えまなし 　　　松橋すぎて八代と 　　　　　聞くも心のたのしさよ </td> <td valign="top">・三角 松橋 小川 有佐 八代</td> </tr> <tr> <td>五七　南は球磨の川の水 　　　　　矢よりも早くながれたり 　　　西は天草洋の海 　　　　　雲かとみゆる山もなし </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>五八　ふたゝびかへる鳥栖の驛 　　　　　線路を西に乘りかへて 　　　ゆけば間もなく佐賀の町 　　　　　城にはのこる玉のあと </td> <td valign="top"> 中原 神崎 佐賀 久保田 牛津 山口 北方</td> </tr> <tr> <td>五九　つかれてあびる武雄の湯 　　　　　みやげにするは有田燒 　　　めぐる車輪の早岐より 　　　　　右にわかるゝ佐世保道 </td> <td valign="top">武雄 三間坂 有田 三河内 早岐 ・佐世保</td> </tr> <tr> <td>六〇　鎭西一の軍港と 　　　　　その名しられて大村の 　　　灣をしめたる佐世保には 　　　　　わが鎭守府をおかれたり </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>六一　南の風をハエと讀む 　　　　　南風崎すぎて川棚の 　　　つぎは彼杵は松原の 　　　　　松ふく風ものどかにて </td> <td valign="top"> 南風崎 川棚 彼杵 松原</td> </tr> <tr> <td>六二　右にながむる鯛の浦 　　　　　鯛つる舟もうかびたり 　　　名も諫早の里ならぬ 　　　　　旅の心やいさむらん </td> <td valign="top"> 大村 諫早</td> </tr> <tr> <td>六三　故鄕のたより喜々津とて 　　　　　おちつく人の大草や 　　　春日長與のたのしみも 　　　　　道尾にこそつきにけり </td> <td valign="top">喜々津 大草 長與 道尾</td> </tr> <tr> <td>六四　千代に八千代の末かけて 　　　　　榮行く御代は長崎の 　　　港にぎはふ百千船 　　　　　夜は舷燈のうつくしさ </td> <td valign="top"> 長崎</td> </tr> <tr> <td>六五　汽車よりおりて旅人の 　　　　　まづ見にゆくは諏訪の山 　　　寺町すぎて居留地に 　　　　　入ればむかしぞ忍ばるゝ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>六六　わが開港を導きし 　　　　　阿蘭陀船のつどひたる 　　　みなとはこゝぞ長崎ぞ 　　　　　長くわするな國民よ </td> <td valign="top"> </td> </tr> <tr> <td>六七　前は海原はてもなく 　　　　　外つ國までもつゞくらん 　　　あとは鐵道一すぢに 　　　　　またゝくひまよ青森も </td> <td> </td> </tr> <tr> <td>六八　あしたは花の嵐山 　　　　　ゆふべは月の筑紫潟 　　　かしこも樂しここもよし 　　　　　いざ見てめぐれ汽車の友</td> </tr></tbody></table>

chlorane · 发表于 2009-12-6 20:12

<TABLE width="100%"><TBODY><TR><TD width="34%" align=middle>鐵道唱歌</TD><TD width="33%">第三集</TD></TR><TR><TD></TD><TD></TD><TD>大和田建樹作歌</TD></TR></TBODY></TABLE><HR><

align=center>奥州線－磐城線<CENTER><TABLE width="60%"><TBODY><TR><TD width="80%">一　汽車は烟を噴き立てゝ 　　　　今ぞ上野を出でゝゆく 　　ゆくへは何く陸奥の 　　　　青森までも一飛に </TD><TD vAlign=top>上野 田端</TD></TR><TR><TD>二　王子に着きて仰ぎみる 　　　　森は花見し飛鳥山 　　土器なげて遊びたる 　　　　江戸の名所の其一つ </TD><TD vAlign=top>王子</TD></TR><TR><TD>三　赤羽すぎて打ちわたる 　　　　名も荒川の鐵の橋 　　その水上は秩父より 　　　　いでゝ墨田の川となる </TD><TD vAlign=top>赤羽 蕨</TD></TR><TR><TD>四　浦和に浦は無けれども 　　　　大宮驛に宮ありて 　　公園ひろく池ふかく 　　　　夏のさかりも暑からず </TD><TD vAlign=top>浦和 大宮</TD></TR><TR><TD>五　中山道と打わかれ 　　　　ゆくや蓮田の花ざかり 　　久喜栗橋の橋かけて 　　　　わたるはこれぞ利根の川 </TD><TD vAlign=top> 蓮田 久喜 栗橋</TD></TR><TR><TD>六　末は銚子の海に入る 　　　　板東太郎の名も高し 　　みよや白帆の絶間なく 　　　　のぼればくだる賑を </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>七　次に來るは古河間々田 　　　　兩手ひろげて我汽車を 　　萬歳と呼ぶ子供あり 　　　　おもへば今日は日曜か </TD><TD vAlign=top>古河 間々田</TD></TR><TR><TD>八　小山をおりて右にゆく 　　　　水戸と友部の線路には 　　紬産地の結城あり 　　　　櫻名所の岩瀬あり </TD><TD vAlign=top>小山 ・結城 ・岩瀬</TD></TR><TR><TD>九　左にゆけば前橋を 　　　　經て高崎に至るべし 　　足利桐生伊勢崎は 　　　　音に聞こえし養蠶地 </TD><TD vAlign=top> ・足利 ・桐生 伊勢崎</TD></TR><TR><TD>一〇　金と石との小金井や 　　　　　石橋すぎて秋の田を 　　　立つや雀の宮鼓 　　　　　宇都宮にもつきにけり </TD><TD vAlign=top>小金井 石橋 雀宮 宇都宮</TD></TR><TR><TD>一一　いざ乘り替へん日光の 　　　　　線路これより分れたり 　　　二十五マイル走りなば 　　　　　一時半にて着くといふ </TD><TD vAlign=top>・日光</TD></TR><TR><TD>一二　日光見ずは結構と 　　　　　いふなといひし諺も 　　　おもひしらるゝ宮の様 　　　　　花か紅葉か金襴か </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一三　東照宮の壯麗も 　　　　　三代廟の高大も 　　　みるまに一日日ぐらしの 　　　　　陽明門は是かとよ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一四　瀧は華嚴の音たかく 　　　　　百雷谷に吼え叫ぶ 　　　裏見霧降とりどりに 　　　　　雲よりおつる物すごさ </TD><TD vAlign=top> 岡本 寶積寺 氏家 片岡</TD></TR><TR><TD>一五　又立ちかへる宇都宮 　　　　　急げば早も西那須野 　　　こゝよりゆけば鹽原の 　　　　　温泉わづか五里あまり </TD><TD vAlign=top>矢板 野崎 西那須野</TD></TR><TR><TD>一六　霰たばしる篠原と 　　　　　うたひし跡の狩場の野 　　　たゞ見る薄女郎花 　　　　　殺生石はいづかたぞ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一七　東那須野の青嵐 　　　　　ふくや黒磯黒田原 　　　こゝは何くと白河の 　　　　　城の夕日は影赤し </TD><TD vAlign=top>東那須野 黒磯 黒田原 豐原 白河</TD></TR><TR><TD>一八　秋風吹くと詠じたる 　　　　　關所の跡は此ところ 　　　會津の兵を官軍の 　　　　　討ちし維新の古戰場 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一九　岩もる水の泉崎 　　　　　矢吹須賀川冬の來て 　　　むすぶ氷の郡山 　　　　　近き湖水は猪苗代 </TD><TD vAlign=top>泉崎 矢吹 須賀川 郡山</TD></TR><TR><TD>二〇　こゝに起りて越後まで 　　　　　つゞく岩越線路あり 　　　工事はいまだ半にて 　　　　　今は若松會津まで </TD><TD vAlign=top> ・若松</TD></TR><TR><TD>二一　日和田本宮二本松 　　　　　安達が原の黒塚を 　　　見にゆく人は下車せよと 　　　　　案内記にもしるしたり </TD><TD vAlign=top>日和田 本宮 二本松</TD></TR><TR><TD>二二　松川すぎてトン子ルを 　　　　　いづれば來る福島の 　　　町は縣廳所在の地 　　　　　板倉氏の舊城下 </TD><TD vAlign=top>松川 福島</TD></TR><TR><TD>二三　しのぶもじずり摺り出だす 　　　　　石の名所も程近く 　　　米澤ゆきの鐵道は 　　　　　此町よりぞ分れたる </TD><TD vAlign=top> ・米澤</TD></TR><TR><TD>二四　長岡おりて飯坂の 　　　　　湯治にまはる人もあり 　　　越河こして白石は 　　　　　はや陸前の國と聞く </TD><TD vAlign=top>長岡 桑河 藤田 越河 白石</TD></TR><TR><TD>二五　末は東に入る 　　　　　阿武隈川も窓ちかく 　　　盡きぬ唱歌の聲あげて 　　　　　躍り來れるうれしさよ </TD><TD vAlign=top> 大河原 槻木</TD></TR><TR><TD>二六　岩沼驛のにぎはひは 　　　　　春と秋との馬の市 　　　千里の道に鞭うちて 　　　　　すゝむは誰ぞ國のため </TD><TD vAlign=top>岩沼 長町</TD></TR><TR><TD>二七　東北一の都會とて 　　　　　其名しられし仙臺市 　　　伊達政宗の築きたる 　　　　　城に師團は置かれたり </TD><TD vAlign=top>仙臺</TD></TR><TR><TD>二八　阿武隈川の埋木も 　　　　　仙臺平の袴地も 　　　皆この土地の産物ぞ 　　　　　みてゆけこゝも一日は </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二九　愛宕の山の木々青く 　　　　　廣瀬の川の水白し 　　　櫻が岡の公園は 　　　　　花も若葉も月雪も </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三〇　多賀の碑ほどちかき 　　　　　岩切おりて乘りかふる 　　　汽車は鹽竈千賀の浦 　　　　　いざ船よせよ松島に </TD><TD vAlign=top> 岩切 ・鹽竈</TD></TR><TR><TD>三一　汽車に乘りても松島の 　　　　　話かしまし鹿島臺 　　　小牛田は神の宮ちかく 　　　　　新田は沼のけしきよし </TD><TD vAlign=top>利府 松島 鹿島臺 小牛田 瀬峰 新田</TD></TR><TR><TD>三二　水は河瀬の石こして 　　　　　さきちる波の花泉 　　　一の關より陸中と 　　　　　きけば南部の舊領地 </TD><TD vAlign=top>石越 花泉 一ノ關</TD></TR><TR><TD>三三　阿部の貞任義家の 　　　　　戰ありし衣川 　　　金色堂を見る人は 　　　　　こゝにておりよ平泉 </TD><TD vAlign=top> 平泉 前澤 水澤</TD></TR><TR><TD>三四　すぎゆく驛は七つ八つ 　　　　　山おもしろく野は廣し 　　　北上川を右にして 　　　　　つくは何くぞ盛岡市 </TD><TD vAlign=top>金崎 黒澤尻 石鳥谷 日詰 矢幅 盛岡</TD></TR><TR><TD>三五　羽二重おりと鐵瓶は 　　　　　市の産物と知られたり 　　　岩手の山の峰よりも 　　　　　南部の馬の名ぞ高き </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三六　好摩川口沼宮内 　　　　　中山小鳥谷一の戸と 　　　すぎゆくまゝに變りゆく 　　　　　土地の言葉もおもしろや </TD><TD vAlign=top>好摩 川口 沼宮内 中山 小島谷 一ノ戸 福岡 三ノ戸</TD></TR><TR><TD>三七　尻内こせば打ちむれて 　　　　　遊ぶ野馬の古間木や 　　　今日ぞ始めて陸奥の 　　　　　海とは是かあの船は </TD><TD vAlign=top>劍吉 尻内 下田 古間木 沼崎 乙供</TD></TR><TR><TD>三八　野邊地の灣の左手に 　　　　　立てる岬は夏泊 　　　とまらぬ汽車のすゝみよく 　　　　　八甲田山も迎へたり </TD><TD vAlign=top>野邊地 狩場澤 小湊 淺虫</TD></TR><TR><TD>三九　渚に近き湯野島を 　　　　　見つゝくゞれるトン子ルの 　　　先は野内か浦町か 　　　　　浦のけしきの晴れやかさ </TD><TD vAlign=top> 野内 浦町</TD></TR><TR><TD>四〇　勇む笛の音いそぐ人 　　　　　汽車は著きけり青森に 　　　むかしは陸路廿日道 　　　　　今は鐵道一晝夜 </TD><TD vAlign=top> 青森</TD></TR><TR><TD>四一　津輕の瀬戸を中にして 　　　　　凾館までは二十四里 　　　ゆきかふ船の煙にも 　　　　　國のさかえは知られけり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四二　汽車のりかへて弘前に 　　　　　あそぶも旅の樂しみよ 　　　店にならぶは津輕塗 　　　　　空に立てるは津輕富士 </TD><TD vAlign=top>・弘前</TD></TR><TR><TD>四三　歸りは線路の道かへて 　　　　　海際づたひ進まんと 　　　仙臺すぎて馬市の 　　　　　岩沼よりぞ分れゆく </TD><TD vAlign=top>（歸路） 仙臺 岩沼</TD></TR><TR><TD>四四　道は磐城をつらぬきて 　　　　　常陸にかゝる磐城線 　　　ながめはてなき海原は 　　　　　亞米利加までやつゞくらん </TD><TD vAlign=top>亘理 吉田 坂元 新地</TD></TR><TR><TD>四五　海にしばらく別れゆく 　　　　　小田の緑の中村は 　　　陶器産地と兼ねて聞く 　　　　　相馬の町をひかへたり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四六　中村いでゝ打ちわたる 　　　　　川は眞野川新田川 　　　原の町より歩行して 　　　　　妙見まうでや試みん </TD><TD vAlign=top>中村 鹿島 原ノ町 磐城太田 小高</TD></TR><TR><TD>四七　浪江なみうつ稲の穂の 　　　　　長塚すぎて豐なる 　　　里の富岡木戸廣野 　　　　　廣き海原みつゝゆく </TD><TD vAlign=top>浪江 長塚 富岡 木戸 廣野</TD></TR><TR><TD>四八　しばしばくゞるトン子ルを 　　　　　出てはながむる浦の波 　　　岩には休む鴎あり 　　　　　沖には渡る白帆あり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四九　君が八千代の久の濱 　　　　　木奴美が浦の波ちかく 　　　をさまる國の平町 　　　　　並が岡のけしきよし </TD><TD vAlign=top>久ノ濱 四ツ倉 草野 平</TD></TR><TR><TD>五〇　綴湯本をあとにして 　　　　　ゆくや泉の驛の傍 　　　しるべの札の文字みれば 　　　　　小名濱までは道一里 </TD><TD vAlign=top>綴 湯本 泉 植田</TD></TR><TR><TD>五一　道もせに散る花よりも 　　　　　世に芳ばしき名を留めし 　　　八幡太郎が歌のあと 　　　　　勿來の關も見てゆかん </TD><TD vAlign=top>勿來</TD></TR><TR><TD>五二　關本おりて平潟の 　　　　　港にやどる人もあり 　　　岩の中道ふみわけて 　　　　　磯うつ波も聞きがてら </TD><TD vAlign=top>關本</TD></TR><TR><TD>五三　あひて別れて別れては 　　　　　またあふ海と磯の松 　　　磯原すぎて高萩に 　　　　　假るや旅寢の高枕 </TD><TD vAlign=top> 磯原 高萩 川尻</TD></TR><TR><TD>五四　助川さして潮あびに 　　　　　ゆけや下孫孫も子も 　　　驛夫の聲におどろけば 　　　　　いつしか水戸は來りたり </TD><TD vAlign=top>助川 下孫 大甕 石神 佐和</TD></TR><TR><TD>五五　三家の中に勤王の 　　　　　その名知られし水戸の藩 　　　わするな義公が撰びたる 　　　　　大日本史のその功 </TD><TD vAlign=top> 水戸</TD></TR><TR><TD>五六　文武の道を弘めたる 　　　　　弘道館の跡とへば 　　　のこる千本の梅が香は 　　　　　雪の下よりにほふなり </TD><TD vAlign=top> 赤塚 内原</TD></TR><TR><TD>五七　つれだつ旅の友部より 　　　　　わかるゝ道は小山線 　　　石岡よりは歌によむ 　　　　　志筑の田井も程ちかし </TD><TD vAlign=top>友部 岩間 羽鳥 石岡 高 神立</TD></TR><TR><TD>五八　間もなく來る土浦の 　　　　　岸を浸せる水海は 　　　霞ヶ浦の名も廣く 　　　　　汽船の笛の音たえず </TD><TD vAlign=top>土浦 荒川沖 牛久 佐貫 藤代 取手</TD></TR><TR><TD>五九　雲井の空に耳二つ 　　　　　立てたる駒の如くにて 　　　みゆる高嶺は男體と 　　　　　女體そびゆる筑波山 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六〇　峰にのぼれば地圖一つ 　　　　　ひろげし如く見えわたる 　　　常陸の國のこゝかしこ 　　　　　利根のながれの末までも </TD><TD vAlign=top>我孫子 柏 馬橋 松戸 金町 龜有</TD></TR><TR><TD>六一　松戸をおりて國府の臺 　　　　　ゆけば一里に足らぬ道 　　　眞間の手兒名が跡といふ 　　　　　寺も入江ものこるなり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六二　車輪のめぐり速に 　　　　　千住大橋右に見て 　　　環の端の限なく 　　　　　ふたゝびもどる田端驛 </TD><TD vAlign=top>北千住 南千住 田端</TD></TR><TR><TD>六三　むかしは鬼の住家とて 　　　　　人のおそれし陸奥の 　　　はてまでゆきて時の間に 　　　　　かへる事こそめでたけれ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六四　いはへ人々鐵道の 　　　　　ひらけし時に逢へる身を 　　　上野の山もひゞくまで 　　　　　鐵道唱歌の聲立てゝ</TD><TD vAlign=top> 上野</TD></TR></TBODY></TABLE></CENTER>

chlorane · 发表于 2009-12-6 20:12

<TABLE width="100%"><TBODY><TR><TD width="34%" align=middle>鐵道唱歌</TD><TD width="33%">第四集</TD></TR><TR><TD></TD><TD></TD><TD>大和田建樹作歌</TD></TR></TBODY></TABLE><HR><

align=center>北　陸　地　方<CENTER><TABLE width="60%"><TBODY><TR><TD width="80%">一　車輪のひびき笛の聲 　　　　みかへる跡に消えて行く 　　上野の森の朝月夜 　　　　田端は露もまださむし </TD><TD vAlign=top>上野 田端</TD></TR><TR><TD>二　見あぐる岸は諏訪の臺 　　　　それにつゞきて秋の夜は 　　道灌山の虫のねを 　　　　こゝまで風や送るらん </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三　見よや王子の製紙塲 　　　　はや窓ちかく來りたり 　　すきだす紙の年にます 　　　　國家の富もいくばくぞ </TD><TD vAlign=top>王子</TD></TR><TR><TD>四　春はさくらの飛鳥山 　　　　秋は紅葉の瀧の川 　　運動會の旗たてゝ 　　　　かける生徒のいさましさ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五　まもなくきたる赤羽は 　　　　品川ゆきの乘替塲 　　目白目黒の不動へも 　　　　よれや序の道なれば </TD><TD vAlign=top>赤羽 ・品川</TD></TR><TR><TD>六　蕨すぐれば浦和にて 　　　　その公園は調の宮 　　埼玉縣の縣廳も 　　　　この地にこそは置かれたれ </TD><TD vAlign=top>蕨 浦和</TD></TR><TR><TD>七　大宮おりて八九町 　　　　ゆけば氷川の公園地 　　園は螢に名も高く 　　　　宮は武藏の一の宮 </TD><TD vAlign=top>大宮</TD></TR><TR><TD>八　上尾桶川鴻の巣に 　　　　近き吉見の百穴は 　　古代穴居の人のあと 　　　　見るも學びの一つなり </TD><TD vAlign=top>上尾 桶川 鴻巣</TD></TR><TR><TD>九　吹上すぎてながめやる 　　　　熊谷土手の花ざかり 　　次郎直實生れたる 　　　　村の名今につたへたり </TD><TD vAlign=top>吹上 熊谷</TD></TR><TR><TD>十　深谷本庄神保原 　　　　左に雲のあひだより 　　みゆる秩父のふもとなる 　　　　大宮までは馬車もあり </TD><TD vAlign=top>深谷 本庄 神保原</TD></TR><TR><TD>十一　はや新町も倉賀野も 　　　　　またゝくひまに行きすぎて 　　　今ぞ上州高崎の 　　　　　繁華の町につきにける </TD><TD vAlign=top>新町 倉賀野 高崎</TD></TR><TR><TD>十二　町の東北前橋へ 　　　　　汽車にてゆけば十五分 　　　群馬縣廳所在の地 　　　　　上野一の大都會 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>十三　若葉紅葉によしときく 　　　　　伊香保の温泉榛名山 　　　高崎よりは程ちかし 　　　　　避暑にも人のゆくところ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>十四　みわたすかぎり青々と 　　　　　若葉波うつ桑畑 　　　山のおくまで養蠶の 　　　　　ひらけしさまの忙がしさ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>十五　線路わかれて前橋の 　　　　　かたにすゝめば織物と 　　　製絲のわざに名も高き 　　　　　桐生足利とほからず </TD><TD vAlign=top>・前橋 ・桐生 ・足利</TD></TR><TR><TD>十六　高崎いでゝ安中の 　　　　　つぎは磯部の温泉塲 　　　うしろをゆくは碓氷川 　　　　　まへに立てるは妙義山 </TD><TD vAlign=top>飯塚 安中 磯部</TD></TR><TR><TD>十七　鉾か劍か鋸か 　　　　　獅子か猛虎か荒鷲か 　　　虚空に立てる岩のさま 　　　　　石門たかく雲をつく </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>十八　あとに見かへる松井田の 　　　　　松のみどりもかげきえて 　　　はや横川につきにけり 　　　　　おりよ人々水のみに </TD><TD vAlign=top>松井田 横川</TD></TR><TR><TD>十九　これより音にきゝゐたる 　　　　　碓氷峠のアプト式 　　　齒車つけておりのぼる 　　　　　仕掛は外にたぐひなし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二十　くゞるトン子ル二十六 　　　　　ともし火うすく晝くらし 　　　いづれば天地うちはれて 　　　　　顔ふく風の心地よさ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二一　夏のあつさもわすれゆく 　　　　　旅のたもとの輕井澤 　　　はや信濃路のしるしとて 　　　　　見ゆる淺間の夕煙 </TD><TD vAlign=top> 輕井澤</TD></TR><TR><TD>二二　くだる道には追分の 　　　　　原とよばるゝ廣野あり 　　　桔梗かるかや女郎花 　　　　　秋の旅路はおもしろや </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二三　御代田小諸とすぎゆけば 　　　　　左に來る千曲川 　　　立科山をながれ出て 　　　　　末は越後の海に入る </TD><TD vAlign=top>御代田 小諸</TD></TR><TR><TD>二四　諏訪の湖水をみる人は 　　　　　大屋をおりて和田峠 　　　こゆれば五里の道ぞかし 　　　　　山には馬も駕籠もあり </TD><TD vAlign=top>田中 大屋</TD></TR><TR><TD>二五　上田をあとに走りゆく 　　　　　汽車は坂城に早つきぬ 　　　川のあなたにながめやる 　　　　　山は姥捨月見堂 </TD><TD vAlign=top>上田 坂城</TD></TR><TR><TD>二六　田毎の月の風景も 　　　　　見てゆかましを秋ならば 　　　雲をいたゞく冠著の 　　　　　山はひだりにそびえたり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二七　屋代篠井うちすぎて 　　　　　わたる千曲と犀川の 　　　間の土地をむかしより 　　　　　川中島と人はよぶ </TD><TD vAlign=top>屋代 篠井</TD></TR><TR><TD>二八　こゝに龍虎のたゝかひを 　　　　　いとみし二人の英雄も 　　　おもへば今は夢のあと 　　　　　むせぶは水の聲ばかり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二九　長野に見ゆる大寺は 　　　　　是ぞしなのゝ善光寺 　　　むかし本田の善光が 　　　　　ひろひし佛なりとかや </TD><TD vAlign=top>長野</TD></TR><TR><TD>三十　こゝにとゞまるひまあれば 　　　　　戸隠山にのぼり見ん 　　　飯綱の原のほとゝぎす 　　　　　なのる初音もきゝがてら </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三一　豐野と牟禮と柏原 　　　　　ゆけば田口は早越後 　　　軒まで雪の降りつむと 　　　　　きゝし高田はこゝなれや </TD><TD vAlign=top>吉田 豐野 牟禮 柏原 田口 關山 高田</TD></TR><TR><TD>三二　雪にしるしの竿たてゝ 　　　　　道をしへしも此あたり 　　　ふゞきの中にうめらるゝ 　　　　　なやみはいかに冬の旅 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三三　港にぎはふ直江津に 　　　　　つきて見そむる海のかほ 　　　山のみなれし目には又 　　　　　沖の白帆ぞ珍しき </TD><TD vAlign=top>直江津</TD></TR><TR><TD>三四　春日新田犀潟を 　　　　　すぐれば來る柿崎の 　　　しぶしぶ茶屋は親鸞の 　　　　　一夜宿りし跡と聞く </TD><TD vAlign=top>春日 新田 犀潟 潟町 柿崎 </TD></TR><TR><TD>三五　鉢崎すぎて米山の 　　　　　くゞるトン子ル七つ八つ 　　　いづれば廣きわたの原 　　　　　佐渡の國までくまもなし </TD><TD vAlign=top>鉢崎</TD></TR><TR><TD>三六　みわたす空の青海川 　　　　　おりては汐もあみつべし 　　　石油のいづる柏崎 　　　　　これより海とわかれゆく </TD><TD vAlign=top>青海川 柏崎</TD></TR><TR><TD>三七　安田北條來迎寺 　　　　　宮内すぎて長岡の 　　　町は名たゝる繁花の地 　　　　　製油の烟そらにみつ </TD><TD vAlign=top>安田 北條 塚山 來迎寺 宮内 長岡</TD></TR><TR><TD>三八　汽車の窓より西北に 　　　　　ゆくゆく望む彌彦山 　　　宮は國幣中社にて 　　　　　參詣男女四時たえず </TD><TD vAlign=top>見附 帶織</TD></TR><TR><TD>三九　彌彦にゆくは三條に 　　　　　おりよと人はをしへたり 　　　吾身は何も祈らねど 　　　　　いのるは君が御代のため </TD><TD vAlign=top>三條</TD></TR><TR><TD>四十　加茂には加茂の宮ありて 　　　　　木の間の鳥居いと清く 　　　矢代田驛の近くには 　　　　　金津の瀧の音たかし </TD><TD vAlign=top>一ノ木戸 加茂 矢代田</TD></TR><TR><TD>四一　十一年の御幸の日 　　　　　かたじけなくも御車を 　　　とゞめ給ひし松かげは 　　　　　今この里にさかえたり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四二　もみぢは新津秋葉山 　　　　　櫻は龜田通心寺 　　　わするな手荷物傘鞄 　　　　　はやこゝなるぞ沼垂は </TD><TD vAlign=top>新津 龜田 沼垂</TD></TR><TR><TD>四三　おるればわたる信濃川 　　　　　かゝれる橋は萬代の 　　　名も君が代とときはにて 　　　　　長さは四百數十間 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四四　川のかなたは新潟市 　　　　　舟ゆく水の便よく 　　　わたせる橋をかぞふれば 　　　　　およそ二百もありとかや </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>新潟</TD></TR></TBODY></TABLE></TD></TR><TR><TD>四五　春は白山公園地 　　　　　一つににほふ梅櫻 　　　夏は涼しき日和山 　　　　　鯛つる舟も目の前に </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四六　汽船の煙海をそめ 　　　　　商家の軒は日をおほふ 　　　げにも五港の一つとて 　　　　　戸數萬餘の大都會 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四七　新潟港を舟出して 　　　　　海上わづか十八里 　　　佐渡に名高き鑛山を 　　　　　見てかへらんも益あらん </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>佐渡へ 汽船に てわた る</TD></TR></TBODY></TABLE></TD></TR><TR><TD>四八　佐渡には眞野の山ふかく 　　　　　順德院の御陵あり 　　　松ふく風は身にしみて 　　　　　袂しぼらぬ人もなし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四九　波路やすけく直江津に 　　　　　かへりてきけば越中の 　　　伏木にかよふ汽船あり 　　　　　いざ乘りかへて渡海せん </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>佐渡より 直江津ま で直江津 より越中 まで汽船 にてわた る</TD></TR></TBODY></TABLE></TD></TR><TR><TD>五十　富山は越中繁華の地 　　　　　こゝよりおこる鐵道は 　　　加賀越前をつらぬきて 　　　　　東海道にであふなり </TD><TD vAlign=top>富山</TD></TR><TR><TD>五一　藥に名ある富山市は 　　　　　神通川の東岸 　　　はるかに望む立山は 　　　　　直立九千九百尺 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五二　商業繁華の高岡を 　　　　　すぎて福岡石動の 　　　次に來るは津幡驛 　　　　　七尾にゆかば乘りかへよ </TD><TD vAlign=top>小杉 高岡 福岡 石動 津幡</TD></TR><TR><TD>五三　加賀越中の境なる 　　　　　倶梨伽羅山は義仲が 　　　五百の牛に火をつけて 　　　　　平家せめたる古戰塲 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五四　津幡七尾の其間 　　　　　すぎゆく驛は八九箇所 　　　邑智の潟の青波に 　　　　　さをさす舟も羨まし </TD><TD vAlign=top> ・七尾</TD></TR><TR><TD>五五　七尾は能登の一都會 　　　　　入海ひろく舟おほし 　　　ちかき輪島の温泉は 　　　　　町きよらかに客たえず </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五六　津幡にかへり乘りかへて 　　　　　ゆけば金澤ステーシヨン 　　　百万石の城下とて 　　　　　さすが賑ふ町のさま </TD><TD vAlign=top>津幡 金澤</TD></TR><TR><TD>五七　名も兼六の公園は 　　　　　水戸岡山と諸共に 　　　かぞへられたる吾國の 　　　　　三公園の其一つ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五八　柳みどりに花赤く 　　　　　おちくる瀧の水白し 　　　雲にそびゆる銅像は 　　　　　西南役の紀念碑よ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五九　第九師團も縣廳も 　　　　　皆此町にあつまりて 　　　海の外までひゞきたる 　　　　　その産物は九谷燒 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六十　松任美川うちすぎて 　　　　　わたる手取の川上に 　　　雪を常磐の白山は 　　　　　雲まにたかく聳えたり </TD><TD vAlign=top>松任 美川</TD></TR><TR><TD>六一　小松の北におとたかく 　　　　　ながるゝ水は安宅川 　　　安宅の關は何くぞと 　　　　　問はば嵐やこたふらん </TD><TD vAlign=top>小松</TD></TR><TR><TD>六二　折りたく柴の動橋 　　　　　武士が帶びたる大聖寺 　　　こゝろ細呂木すぎゆけば 　　　　　いろはの金津むかへたり </TD><TD vAlign=top>動橋 大聖寺 細呂木 金津 新庄 森田</TD></TR><TR><TD>六三　三國港の海に入る 　　　　　日野川こえて福井驛 　　　こゝに織り出す羽二重は 　　　　　輸出の高も數千萬 </TD><TD vAlign=top>福井</TD></TR><TR><TD>六四　大土呂鯖江あとにして 　　　　　武生鯖波はしりゆく 　　　汽車は今こそ今庄に 　　　　　つきて燧の城も見つ </TD><TD vAlign=top>大土呂 鯖江 武生 鯖波 今庄</TD></TR><TR><TD>六五　海のながめのたぐひなき 　　　　　杉津をいでてトン子ルに 　　　入ればあやしやいつのまに 　　　　　日はくれはてゝ暗なるぞ </TD><TD vAlign=top> 杉津</TD></TR><TR><TD>六六　敦賀はげにもよき港 　　　　　おりて見てこん名どころを 　　　氣比の松原氣比の海 　　　　　官幣大社氣比の宮 </TD><TD vAlign=top>敦賀</TD></TR><TR><TD>六七　身を勤王にたふしたる 　　　　　耕雲齋の碑をとへば 　　　松の木かげを指さして 　　　　　あれと子供はをしへたり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六八　疋田柳瀬中の鄕 　　　　　すぎゆく窓に仰ぎ見る 　　　山は近江の賤が嶽 　　　　　七本鎗の名も高し </TD><TD vAlign=top>疋田 柳瀬 中鄕</TD></TR><TR><TD>六九　豐太閤の名をとめし 　　　　　轡の森は木の本の 　　　地藏と共に人ぞ知る 　　　　　汽車の進みよ待てしばし </TD><TD vAlign=top> 木本 高月</TD></TR><TR><TD>七十　縮緬山地の長濱に 　　　　　いでゝ見わたす琵琶の海 　　　大津にかよふ小蒸汽は 　　　　　煙ふきたて人をまつ </TD><TD vAlign=top>長濱</TD></TR><TR><TD>七一　驛夫の聲におどろけば 　　　　　眠はさめて米原に 　　　つきたる汽車の速かさ 　　　　　みかへる伊吹雲ふかし </TD><TD vAlign=top> 米原</TD></TR><TR><TD>七二　おもへば汽車のできてより 　　　　　狹くなりたる國の内 　　　いでし上野の道かへて 　　　　　いざやかへらん新橋に </TD></TR></TBODY></TABLE></CENTER>

chlorane · 发表于 2009-12-6 20:13

<TABLE width="100%"><TBODY><TR><TD width="34%" align=middle>鐵道唱歌</TD><TD width="33%">第五集</TD></TR><TR><TD></TD><TD></TD><TD>大和田建樹作歌</TD></TR></TBODY></TABLE><HR><

align=center>關西參宮南海各線<CENTER><TABLE width="60%"><TBODY><TR><TD width="80%">一　汽車をたよりに思ひ立つ 　　　　伊勢や大和の國めぐり 　　網島いでゝ關西の 　　　　線路を旅の始にて </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>關西線</TD></TR></TBODY></TABLE> 網島</TD></TR><TR><TD>二　造幣局の朝ざくら 　　　　櫻の宮の夕すゞみ 　　なごりを跡に見かへれば 　　　　城の天守も霞みゆく </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三　咲くや菜種の放出も 　　　　過ぎて德庵往の道 　　窓より近き生駒山 　　　　手に取る如く聳えたり </TD><TD vAlign=top>放出 德庵 往道</TD></TR><TR><TD>四　四條畷に仰ぎみる 　　　　小楠公の宮どころ 　　ながれも清き菊水の 　　　　旗風いまも香らせて </TD><TD vAlign=top>四條畷</TD></TR><TR><TD>五　心の花も櫻井の 　　　　父の遺訓を身にしめて 　　引きは返さぬ武士の 　　　　戰死のあとは此土地よ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六　飯盛山をあとにして 　　　　星田すぐれば津田の里 　　倉治の桃の色ふかく 　　　　源氏の瀧の音たかし </TD><TD vAlign=top> 星田 津田</TD></TR><TR><TD>七　柞の森と歌によむ 　　　　祝園すぎて新木津の 　　左は京都右は奈良 　　　　奈良は歸りに殘さまし </TD><TD vAlign=top>長尾 田邊 祝園 新木津 <TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>奈良鐵 道線</TD></TR></TBODY></TABLE>・奈良</TD></TR><TR><TD>八　京都の道に名を得たる 　　　　驛は玉水宇治木幡 　　佐々木四郎の先陣に 　　　　知られし川もわたるなり </TD><TD vAlign=top>・京都 ・玉水 ・宇治 ・木幡</TD></TR><TR><TD>九　共仁の都の跡と聞く 　　　　加茂を出づれば左には 　　木津川しろく流れたり 　　　　晒せる布の如くにて </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>關西線</TD></TR></TBODY></TABLE>加茂</TD></TR><TR><TD>一〇　川のあなたにながめゆく 　　　　　笠置の山は元弘の 　　　宮居の跡と聞くからに 　　　　　ふるは涙か村雨か </TD><TD vAlign=top> 笠置</TD></TR><TR><TD>一一　水をはなれて六丈の 　　　　　高さをわたる鐵の橋 　　　すぐればこゝぞ大河原 　　　　　河原の岩のけしきよさ </TD><TD vAlign=top> 大河原 島原</TD></TR><TR><TD>一二　上野は伊賀の都會の地 　　　　　春はこゝより汽車おりて 　　　影もおぼろの月が瀬に 　　　　　梅みる人の數おほし </TD><TD vAlign=top>上野</TD></TR><TR><TD>一三　月は姥捨須磨明石 　　　　　花はみよしの嵐山 　　　天下一つの梅林と 　　　　　きこえし名所は此山ぞ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一四　伊賀燒いづる佐那具の地 　　　　　芭蕉うまれし柘植の驛 　　　線路左にわかるれば 　　　　　迷はぬ道は草津まで </TD><TD vAlign=top>佐那具 柘植 ・草津</TD></TR><TR><TD>一五　鈴鹿の山のトン子ルを 　　　　　くぐれば早も伊勢の國 　　　筆捨山の風景を 　　　　　見よや關より汽車おりて </TD><TD vAlign=top>加太 關</TD></TR><TR><TD>一六　愛知逢坂鈴鹿とて 　　　　　三つの關所と呼ばれたる 　　　むかしの跡は知らぬども 　　　　　關の地藏は寺ふるし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一七　巖にあそぶ龜山の 　　　　　左は尾張名古屋線 　　　道にすぎゆく四日市 　　　　　舟の煙や絶えざらん </TD><TD vAlign=top>龜山 ・名古屋 ・四日市</TD></TR><TR><TD>一八　萬古の燒と蛤に 　　　　　其名知られし桑名町 　　　日も長島の西東 　　　　　揖斐と木曾との川長し </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>一九　龜山城をあとにして 　　　　　一身田も夢のまに 　　　走ればきたる津の町は 　　　　　參宮鐵道起点の地 </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>關西支線</TD></TR></TBODY></TABLE>下庄 一身田 <TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>參宮線</TD></TR></TBODY></TABLE>津</TD></TR><TR><TD>二〇　町の社に祭らるゝ 　　　　　神は結城の宗廣と 　　　きこえし南朝忠義の士 　　　　　まもるか今も君が代を </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二一　阿漕が浦に引く網の 　　　　　名も高茶屋の雲出川 　　　わたりながらも眺めやる 　　　　　桃のさかりやいかならん </TD><TD vAlign=top>阿漕 高茶屋</TD></TR><TR><TD>二二　木綿産地の松坂は 　　　　　本居翁の墳墓の地 　　　國學界の泰斗とし 　　　　　あふがぬ人はよもあらじ </TD><TD vAlign=top>六軒 松坂</TD></TR><TR><TD>二三　田丸の驛に程ちかき 　　　　　齋宮村は齋王の 　　　むかし下りて此國に 　　　　　住ませ給ひし御所の跡 </TD><TD vAlign=top>德和 相可 田丸</TD></TR><TR><TD>二四　轟きわたる宮川の 　　　　　土手の櫻の花ざかり 　　　雲か霞か白雪か 　　　　　にほはぬ色の波もなし </TD><TD vAlign=top>宮川</TD></TR><TR><TD>二五　伊勢の外宮のおはします 　　　　　山田に汽車は着きにけり 　　　參詣いそげ吾友よ 　　　　　五十鈴の川に御祓して </TD><TD vAlign=top>筋向橋 山田</TD></TR><TR><TD>二六　五十鈴の川の宇治橋を 　　　　　わたればこゝぞ天照す 　　　皇大神の宮どころ 　　　　　千木たかしりて立ち給ふ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二七　神路の山の木々あをく 　　　　　御裳濯川の水きよし 　　　御威は盡きじ千代かけて 　　　　　いづる朝日ともろともに </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二八　伊勢と志摩とにまたがりて 　　　　　雲井に立てる朝熊山 　　　のぼれば冨士の高嶺まで 　　　　　語り答ふるばかりにて </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>二九　下りは道を踏みかへて 　　　　　見るや二見の二つ岩 　　　畫に見しまゝの姿にて 　　　　　立つもなつかし海原に </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三〇　今ぞめでたく參宮を 　　　　　すまして跡に立ちかへる 　　　汽車は加茂より乘りかへて 　　　　　奈良の都をめぐりみん </TD><TD vAlign=top> <TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>關西支線</TD></TR></TBODY></TABLE>加茂 大佛 奈良</TD></TR><TR><TD>三一　はや遠ざかる奈良の町 　　　　　帶解寺も打ちすぎて 　　　渡るながれは布留の川 　　　　　石の上とはここなれや </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>奈良鐵 道線</TD></TR></TBODY></TABLE>帶解</TD></TR><TR><TD>三二　都のあとを敎へよと 　　　　　いへど答へぬ賤の男が 　　　歸るそなたの丹波市 　　　　　布留の社に道ちかし </TD><TD vAlign=top> 櫟ノ木 丹波市 柳本</TD></TR><TR><TD>三三　三輪の杉むら過ぎがてに 　　　　　なくか昔のほとゝぎす 　　　今は青葉の櫻井に 　　　　　着きたる汽車の速かさ </TD><TD vAlign=top>三輪</TD></TR><TR><TD>三四　こゝよりおりて程ちかき 　　　　　長谷の觀音ふし拜み 　　　雄略帝が朝倉の 　　　　　宮の遺跡もたづねみん </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三五　初瀬列樹の宮のあと 　　　　　問はんとすれば日は落ちて 　　　初瀬の川の夕波に 　　　　　ふくや初瀬の山おろし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三六　さぐる名所の樂しさに 　　　　　思はずのぼる多武の峰 　　　峰にかがやく鎌足の 　　　　　社のあたり花おほし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>三七　櫻井いでてわが汽車は 　　　　　畝傍耳無香山の 　　　鼎に似たる三山を 　　　　　前後に見つゝ今ぞゆく </TD><TD vAlign=top>櫻井</TD></TR><TR><TD>三八　畝傍の麓橿原に 　　　　　始めて都したまひし 　　　御威も高き大君が 　　　　　御陵をがめ人々よ </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>關西鐵 道線</TD></TR></TBODY></TABLE>畝傍</TD></TR><TR><TD>三九　高田わかれて右ゆけば 　　　　　河内に走る線路あり 　　　路にすぎゆく柏原の 　　　　　名高き寺は道明寺 </TD><TD vAlign=top>高田 ・王子 ・柏原馬</TD></TR><TR><TD>四〇　右の窓よりながめやる 　　　　　葛城山の南には 　　　楠氏の城に名を擧げし 　　　　　金剛山もつゞきたり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四一　新庄御所を打ちすぎて 　　　　　掖上ゆけば神武帝 　　　國を蜻蛉と宣ひし 　　　　　慊間の丘ぞ仰がるゝ </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>南和線</TD></TR></TBODY></TABLE>新庄 御所 掖上 葛 北宇智</TD></TR><TR><TD>四二　終れば起る鐵道の 　　　　　南和と紀和の繋口 　　　五條すぐれば隅田より 　　　　　紀伊の境に入りにけり </TD><TD vAlign=top> 五條 <TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>紀和線</TD></TR></TBODY></TABLE>隅田</TD></TR><TR><TD>四三　瞬くひまに橋本と 　　　　　叫ぶ驛夫に道とへば 　　　紀の川わたり九度山を 　　　　　すぎて三里ぞ高野まで </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四四　弘法大師この山を 　　　　　ひらきしよりは千餘年 　　　蜩ひびく骨堂の 　　　　　あたりは夏も風さむし </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四五　木隠をぐらき不動坂 　　　　　夕露しげき女人堂 　　　みれば心もおのづから 　　　　　塵の浮世を離れけり </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四六　ふたゝび渡る紀の川の 　　　　　水上とほく雲ならで 　　　立てるは花の吉野山 　　　　　見て來んものを春ならば </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四七　あはれ暫は南朝の 　　　　　假の皇居となりたりし 　　　吉水院の月のかげ 　　　　　曇るか今も夜な夜なは </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四八　夕べ悲しき梟の 　　　　　聲より猶も身にしむは 　　　如意輪堂の寶藏に 　　　　　のこる鏃の文字の跡 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>四九　親のめぐみの粉河より 　　　　　又乘る汽車は紀和の線 　　　船戸田井の瀬うちすぎて 　　　　　和歌山みえし嬉しさよ </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>紀和線</TD></TR></TBODY></TABLE>粉河 打田 船戸 布施屋 田井ノ瀬 和歌山</TD></TR><TR><TD>五〇　紀の川口の和歌山は 　　　　　南海一の都會にて 　　　宮は日前國懸 　　　　　旅の心の名草山 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五一　紀三井寺より見わたせば 　　　　　和歌の浦波しづかにて 　　　こぎゆく海士の釣船は 　　　　　うかぶ木の葉か笹の葉か </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五二　蘆邊のあしの夕風に 　　　　　散り來る露の玉津島 　　　苫が島には燈臺の 　　　　　光ぞ夜は美しき </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五三　密柑のいづる有田村 　　　　　鐘の名ひゞく道成寺 　　　紀州名所は多けれど 　　　　　道の遠きを如何にせん </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五四　みかへる跡に立ちのこる 　　　　　城の天守の白壁は 　　　茂れる松の木の間より 　　　　　いつまで吾を送るらん </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>五五　北口いでて走りゆく 　　　　　南海線の道すがら 　　　窓に親しむ朝風の 　　　　　深日はこゝよ夢のまに </TD><TD vAlign=top><TABLE border=1 cellSpacing=0 cellPadding=0><TBODY><TR><TD>南海線</TD></TR></TBODY></TABLE>和歌山 北口 深日</TD></TR><TR><TD>五六　尾崎に立てる本願寺 　　　　　樽井にちかき躑躅山 　　　やまず來て見ん春ふけて 　　　　　花うつくしく咲く頃は </TD><TD vAlign=top>箱作 尾崎 樽井</TD></TR><TR><TD>五七　佐野の松原貫之が 　　　　　歌に知られし蟻通 　　　蟻のおもひにあらねども 　　　　　とゞく願は汽車の恩 </TD><TD vAlign=top>佐野</TD></TR><TR><TD>五八　貝塚いでしかひありて 　　　　　はや岸和田の城の跡 　　　こゝは大津かいざゝらば 　　　　　おりて信太の楠も見ん </TD><TD vAlign=top>貝塚 岸和田 大津</TD></TR><TR><TD>五九　かけじや袖とよみおきし 　　　　　その名高師が濱の波 　　　よする濱寺あとに見て 　　　　　ゆけば湊は早前に </TD><TD vAlign=top> 濱寺 湊</TD></TR><TR><TD>六〇　堺の濱の風景に 　　　　　旅の心もうばはれて 　　　汽車のいづるも忘れたり 　　　　　霞むはそれか淡路島 </TD><TD vAlign=top>堺</TD></TR><TR><TD>六一　段通刄物の名産に 　　　　　心のこして又も來ん 　　　沖に鯛つる花の春 　　　　　磯に舟こぐ月の秋 </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六二　蘇鐵に名ある古寺の 　　　　　話きゝつゝ大和川 　　　渡ればあれに住吉の 　　　　　松も燈籠も近づきぬ </TD><TD vAlign=top>大和川 住吉</TD></TR><TR><TD>六三　遠里小野の夕あらし 　　　　　ふくや安倍野の松かげに 　　　顯家父子の社あり 　　　　　忠死のあとは何方ぞ </TD><TD vAlign=top></TD></TR><TR><TD>六四　治まる御代の天下茶屋 　　　　　さわがぬ波の難波驛 　　　いさみて出づる旅人の 　　　　　心はあとに殘れども </TD></TR></TBODY></TABLE></CENTER>

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